胎蔵界(たいぞうかい)と金剛界(こんごうかい)

二つの経典が表す世界

 真言密教において、大日如来(だいにちにょらい)はあらゆる仏の中で最高の仏様です。大宇宙そのものを表し、すべてのものは大日如来の化身と考えられています。胎蔵界(たいぞうかい)大日如来と金剛界(こんごうかい)大日如来の二種類が存在し、この胎蔵界・金剛界の大日如来の世界を表した二つの経典が真言密教の最も重要な核となっています。胎蔵界が「大日経(だいにちきょう)」、金剛界は「金剛頂経(こんごうちょうきょう)」と言います。
 また、曼荼羅(まんだら)は密教の教えを「絵」として表現したものです。代表的なものに胎蔵(たいぞう)曼荼羅、金剛界(こんごうかい)曼荼羅があり、これも二つの経典が表す世界観を表しています。

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